home > 発表会のお知らせ
イベントTOP   発表会終了ご挨拶   フォトアルバム

去る5月17日、朝はあいにくの雨でしたが開場時には運良く晴れ渡り、東京アコーディオン文化倶楽部第3回発表会が開催されました。出場者の皆さん、特に地方から出場した生徒さん、そして、各係の皆さん、及び、お手伝いに来てくださいました生徒の皆さん、本当に御疲れ様でした。皆様のお蔭で、発表会を無事に終えることが出来ました。この場を借りて、教室の皆さんに、そして当日ご来場くださいました皆さまに心からお礼を申し上げます。

第3回発表会は、第2回目が開催された2006年7月29日より、随分長い時間が経過することとなりました。生徒の皆様に大変お待たせしてしまったことをお詫びしたい気持ちです。

今回は、今までの発表会と同じく、当初より悩むことが多々ありました。幸い、地元である文京区内の、教室から徒歩10分以内の場所にある文化シヤッター株式会社本社ビル「BXビル」内の多目的ホールを利用することが出来たのです。打合せを通して、設備の使用、会場スタッフの手配、パーティ会場の提供など、本当に感謝の言葉もないほど協力してくださいました。それは今回の発表会を無事に終えることが出来た大きな要因の一つです。この場を借りて改めて、文化シヤッター株式会社の皆様、そしてホールのご担当者の方々に御礼を申し上げます。

さて、当日の演奏についてのお話ですが、リハーサルより本番の方が良く出来ていました。初級の皆さんが発表会に出場することを目標に頑張り、また、中級・上級の皆さんが難曲に挑戦しました。そのチャレンジ精神と技術の向上には大変感心させられます。また、発表会のために貴重な時間をアコーディオンの練習時間に費やし、努力を重ねました。教える側としては、生徒の皆さんからアコーディオンに対する熱意と愛情を感じられたことが、何よりの喜びです。

今回、ステージ上で印象に残ったことの一つに、お子さん達の生徒の出場があります。ソロ、重奏、合奏それぞれの出場曲をしっかり、楽しく弾けました。その一生懸命弾いている姿を見て、大人の生徒皆さんより「子供さんが我々の良い見本となってくれました」と感嘆する声もありました。実際私は普段のレッスン、練習の様子を見てきましたが、やはり子供さんの成長は、常に支えている保護者の方々の存在があると思います。子供達にアコーディオンを教えることは非常に重要な仕事の一つです。そのような「仕事」を与えてくれた保護者の方々に感謝しなければなりません。これからも、こどもクラスの人数が増えますよう頑張りたいと思います。

合奏曲「ドレミの歌」ですが、練習の指導者を自分だけではなく、教室の上級ベテラン生徒さんに担当にしてもらうことにしました。半年の間に、月1回の合同練習ペースで、発表会で聴かせられるほどのレベル仕上られるかどうか最初は心配しましたが、合奏メンバーの皆さんの努力によって良い成果が生み出されたことを大変嬉しく思います。合奏指導の先生をはじめ、合奏に参加してくれました皆さん、本当に御疲れ様でした。

前回の発表会と違い、ラストを飾ったのが教室のアンサンブルメンバー達でした。3曲の中には、アレンジし直した「グリーンスリーブス」と新しくチャレンジした「ロック・アラウンド・ザ・クロック」があり2曲とも初回の演奏でしたが、最後のプログラムを良い形で締めてくれました。合計僅かな回数でのアンサンブルレッスン以外、自主練習に励む中で、メンバーを揃えるための時間調整、練習場所の確保など・・苦労することもあったと思います。その中でメンバー同士が互いに交流し、励まし合うことで、グループの結束が固くなりました。皆アコーディオンを演奏する技術が優れているだけではなく、人柄も温かく、教室にそのようなグループが存在していることに感謝したいです。これからは、もっと大勢の人々にこのアサンブルの演奏を聴いて欲しい!もっと多くの人々に知ってもらいたいというのが、今の自分の願いです。

反省点としては、二つの面から自分なりに反省しなければいけないと思っています。一つは、私自身が発表会の全体の流れの指揮役を十分に果たせなかったこと。しかし、実行委員と教室の皆さんが一丸となり、全力で私を支えてくれました。そして、もう一つの反省点は、生徒の皆さんに人前で演奏する際の心構えやステージ上でのアドバイスが十分にできなかったことです。今後、小さい発表の場でも演奏する機会を生徒の方々に提供するなど、できる限りの努力をして参りたいと存じます。

最後になりましたが、東京アコーディオン文化倶楽部を創立してから6年が過ぎました。これまで歩んで来た道を振り返ってみると、皆様のお支えのお陰で今日まで来れました。日本ではアコーディオン人口は他の楽器と比べると少ないとよく言われますが、一人でも多くの人がアコーディオンの魅力を感じ、一人でも多くの人がアコーディオンを弾いてみたいという気持ちが起きれば、必ずアコーディオン愛好者が徐々に増えていくのではないでしょうか。微力ながら、現在教室に来て頂いています皆さんにこれからもよりアコーディオンを楽しく弾いて頂けるよう、またこれからアコーディオンを習ってみたい、アコーディオンをもっと弾けるようになりたいという方々のお手伝いすることが出来ればと願っております。皆様、この場を借りて改めてもう一度感謝の意を申し上げます。発表会お疲れ様でした。ありがとうございました。

東京アコーディオン文化倶楽部 虞 錫安