お陰さまで7月29日に第2回発表会を無事に終えることができました。出場者の皆さん、お手伝いに来て下さった皆さん、本当にお疲れさまでした。この場を借りて皆さんに、また当日お越し下さいましたお客様に心から御礼申し上げます。
今回の発表会は第1回目から1年10ケ月ぶりでした。すべての準備は、会場が決まった半年前からスタートしました。地元である文京シビック小ホールを抽選で借りることができたのは本当に運の良いことでしたが このような立派な音楽ホールでの発表会は今回が初めてで、多少不安がありました。
幸い、生徒たちが全力で協力してくれました。「自分たちの力だけで手作り発表会をやってみよう」との企画で、チラシ、チケット、プログラム、看板作り等、運営委員会を中心に積極的に手伝ってくれました。お陰で当日までの準備、そして当日の進行も順調にいきました。
さて、当日の演奏についてですが、人前で、しかも今回のような舞台で弾く時は、自分の持っている実力をなかなか発揮できないものです。しかし、皆さんよく頑張りました。日々の努力、そして確実に上達していることが感じられました。アコーディオンを習い始めてからそんなに長くない初級のメンバーは、演奏中少々間違えてしまっても、止まってしまっても、一生懸命最後まで弾ききりました。日頃の頑張っている姿と重なって見えました。また、ベテランメンバーは、前日までアンサンブルの練習をし、準備にも追われ、当日の会場作業の大変さにもかかわらず、自分の演奏も立派にやり遂げていました。技術面だけではなく、精神力の面でも優れていることが印象に残りました。
今回の発表会の為、苦労したことのひとつは、プログラム後半部分のアンサンブルの演奏曲を仕上げることでした。合計5曲。準備の期間から計算しても、曲数と難しさから見ても、お客様に聞いていただいて、喜んでいただくという目標に達することは相当厳しいだろうと心配しましたが、メンバーの皆さんが本当に、本当に心強く、自分のソロ曲の練習を犠牲にしても、体調のよくない時でも練習を絶対に休みませんでした。皆さんの努力と苦労のお陰で、当日の演奏は好評でした。
合奏曲「浜辺の歌」については、私のレッスン日程の都合上、上級者に指導をお願いする時もありました。限られた時間の中で、また、せっかくの休日に合同練習のために教室に集まって、一人一人が熱心に練習に取り組んでくれました。当日はプログラムの最後に、この合奏に加えご来場のお客様にも歌でご参加いただき、会場全体が一体となって本当に良い雰囲気の中で発表会を閉めることができました。
発表会後には、出場者の「参加してよかった」との声やお手伝いをしてくれた生徒の「次回は自分も弾いてみたい」との声が聞かれました。またお客様からも沢山の励ましのメッセージをいただきました。このような声が伝わってくると主催者側としては大変嬉しく思います。
むろん たくさんの反省点もあります。次回の発表会にはそれらを改善し、また今回チャレンジしたことを参考にして より良い会を作りたいと思っていますので ぜひ 次回の発表会も応援して下さいますようお願い致します。
東京アコーディオン文化倶楽部はこれからも一つの町の小さい音楽教室として、微力ながらアコーディオン愛好者に貢献できるよう、そして、日本のアコーディオン愛好者の「輪」をより広げる為頑張っていきたいです。
ありがとうございました。
東京アコーディオン文化倶楽部 虞 錫安 |